実はどれだけ上質なコットンでも繊維がお肌の角質に傷をつけているのです

コットン拡大イメージ

上の写真は顕微鏡でコットンの表面を拡大したものです。
こちらをみるとよくわかるのですが、かなり「ささくれ」だっているのが良く分かると思います。
これは見方を変えれば目の粗い「ヤスリ」ですね。

これがコットンを使う場合、肌が感じる刺激の主な原因です。

この様な「ヤスリ」みたいなものをデリケートなお肌こするとなると、コットンがどれだけ上質で柔らかくても、肌が健康であっても気づかないうちに少なからず角質を傷つけてしまうのです。

角質を傷つけてしまうと、せっかくの化粧水や肌のうるおいが蒸発し肌を守っているバリアがなくなり色々な刺激を肌内に取り込んでしまいます。
すると肌はさらに乾燥し肌老化を早める事になります・・・

よかれと思ってしていた事が肌の老化を促進していたなんて事にもなりかねません。

ちなみにコットンを使い化粧水をパッティングして塗っている方もいるかと思いますが同じくこちらも絶対にやめておきましょう!
「ヤスリ」の様なモノで肌をパッティングする…考えるだけでぞっとしていまいますね。

最悪の場合は肌の繊維が切れて、赤ら顔やシミの原因にもなってしまいますよ!
化粧の基本である化粧水をつける時点でお肌を傷つけてしまっては、元も子もありません。

そもそもパッティングは浸透率を高めるという触れ込みですが、叩いたら浸透率が高くなる理由もいまいちよくわかりません。
ひきしめ効果があるとか、血流がよくなるとか見ますがそれが浸透率と関係あるか色々調べてみたのですが理論だてて証明しているメーカーさんはなかった様に思います。

そもそも化粧水は肌に浸透して欲しいのであって、別に血液まで浸透させてたい訳ではありませんからね、と言うか、ひきしめたら余計に浸透しなさそうですが…
(メーカーさんがコットンを推奨しているのは、早くなくす為と言う陰謀説もある位です)

ですので、化粧水をつける時は必ず手で優しく包み込む様に塗りましょう。
もちろん、ぱちぱち叩くのもNGです!
これだけで2-3週間後には肌感が変わってくると思います、今コットン派の方は騙されたと思ってやってみてください。
ちょっとびっくりしますよ。

おまけに手で塗ると、手がセンサーの役割をするので毎日のお肌の調子も分かって一石二鳥です。

手で塗るとムラになったり、手が成分を吸ってしまうのは俗説な理由

まずムラですが、手で塗ってもコットンで塗ってもムラは出来ますよね?
なんとなく、コットンの方が伸ばしやすいのはイメージできますが、コットンでも均一に塗ることは難しいです。

化粧水を塗るときに重要なのは「塗り残しがないように」する事が重要であって、多少のムラは関係ありません。
これは、別ページでも書いていますが、化粧水はどれだけ重ねて塗っても角質の2-3層までしか浸透しないためです。

ですので、ムラを気にするのでなく、きっちり優しく塗れたかどうかが重要になるわけです。

次の俗説、手が化粧水の成分を吸ってしまう!と言う記述を見る場合がありますが、よく考えてみてください。
手で水をすくった時すぐに水が減った事が分かりますか? 私もこれを書くにあたり自分の手で実験してみたのですが減りませんでした(笑)

百歩ゆずってほんとに少しは減っているかもしれないのですが、人間には分からないレベルですね。
すぐに物凄い浸透するなら、色々な化粧品の効果もすぐにでるはずなのですが出ませんしね…

ですので、手が化粧水を吸い取るとか、成分が吸収されるというのは間違いなのです。
それよりもコットンで肌をキズつける方がよっぽど怖いです。

ですので、化粧水だけでなく、同じ理由で美容液も乳液もすべて手でつけましょう! まずは手で毎日の肌チェックを!

ちなみに、どうしてもコットンを使いたい方はしっかりしみさせて(裏側までたっぷり浸透させて)優しく滑らすように使って下さい、化粧水・美容液が少ないと肌に刺激を与えてしまいますので注意です。

色々なサイトがありますが、手に変更する程度ならお金もかからずすぐに出来るので、一度試してみてくださいね!